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Ruina 廃都の物語
製作元 ダンボールの神様
動作環境 RPGツクール2000
ジャンル RPG
価格
DL版 フリーソフト
パッケージ版  
発売日
DL版 ----/--/--
パッケージ版  
あらすじ

町の近くの森で見つけた、不思議な洞窟の入り口。
主人公は何者かの声に誘われるかのように、洞窟の奥を目指し始めた。

そして、世界は物語に侵食されてゆく――。


やたらと大きくなる話のスケール。
でもやる事はずっとダンジョン潜り。
あなたは結末を見ることができるか?

地図の空白を埋めながらプレイする、ゲームブック的なRPGです。
懐かしい雰囲気や懐かしい展開や懐かしいネタをどうぞ。

レビュー
ツクール2000製RPG。
クリアまでに7時間ほど掛かりましたが
「ツクールでこんなに凝ったものを作れるのか」と感心しました。
完成までに相当の労力を費やしたことも想像に難くないのですが
これがフリーか!と驚く程の完成度。

ゲームの流れとしては、
主人公の性別、境遇を選択(これにより若干イベント変化)

酒場で仲間を選んでパーティを組む

ダンジョン攻略

帰還、宿泊、酒場

ダンジョン
おおまかにはこんな感じ。
ダンジョンといってもWIZのように3Dでもなく、
2Dのようにマップを歩き回るタイプでもありません。

MAP上でポイントを調べて、その結果でどんどん未知の部分が確定していくという
アートディンクの「ネオアトラス」シリーズのような雰囲気。
あっちは未確定部分はランダムで決まるのですがこちらはランダム要素なし。

パーティーメンバーのスキルによっては突破できない箇所もあるので
酒場でのメンバー交換をしつつ先へ進めます。
自分のようなめんどくさがりだと、使っていないキャラのレベル上げが
たまらなくしんどいのですがその点は心配なし。
酒場のキャラもレベルが上がっていきます。
ダンジョン内のイベントや探索で「経験点」というものが加算され、
それを1回の探索で規定以上貯めるとスキルの習得などに使えるSPポイント入手。

ともすればやりごたえのないシステムになりそうな所を
「1日に1回しかパーティーのメンバー交代が出来ない」
「「経験点」が町に戻るとリセットされる(頻繁に出入りすると規定点以上に貯まりにくい)」
という制約を取り入れることでちゃんとバランスを取っています。

スキルも戦闘向きの物から、「鍵開け」「腕力」など探索に使用するもの、
「料理」「調合」「武器製作」など多岐に渡り、
主人公にスキルを覚えさせていくのも楽しい!

騎士の嫡子でクリアしたのですが当初の予想以上にストーリーもしっかりしていて
強敵にはあとから挑めるし、プレイ中にストレスを感じることもありませんでした。
これならお金を払っても惜しくないレベルだと思います。おすすめ。

※今回Readme内に「画面の掲載・紹介・二次創作などは自由です。」とありましたので
文字で紹介するよりも画面を見ていただいたほうが圧倒的に分かりやすいこともあり画像を3枚掲載させていただきました。

文責:栗柳【シマイモ観察日記
トラベルミン