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One Night Panic
製作元 いきあたりマッタリ
動作環境 RPGツクールVX
ジャンル ADV
価格
DL版 フリーソフト
パッケージ版  
発売日
DL版 2008/09/24
パッケージ版  
あらすじ

STANG(スタング)とBORNET(ボーネット)のふたりが迷い込んだ山奥の洋館。
そこには、留守にしている館主の帰りを待つ者たちが7人いた。
そんな折、突如この館で殺人事件が発生する。そして現れた謎の人工生命体。
はたして、STANGとBORNETのコンビは、この事件を解決し、無事に屋敷を出ることができるのか!?

レビュー

ツクールVX製AVG。クリアまで30分ほど。
推理AVGということでDL。開始するや否や名前表記がアルファベットなのに
ちょっとした不安を感じつつ、執事を従えて洋館へ!

主が不在の中停めてもらえる事になった洋館で殺人事件が発生するというわりかしベタな展開。
そのベタさ加減の中にさらに喋りすぎ主人公&いじられ執事を投入。
ダメ押しで甲冑に身をつつんだ「鉄夫」と「麗華(本名トメ子)」など
皆が一度は考えたけどあえて完成させずに通ってきた道的なキャラをねじこんだ、
意欲的なのか狙ってるのか投げやりなのか不思議な一品!

もう序盤から何を調べてもつっこみまくる主人公。
コンタクトを落とし困っている人のそれを見つけても、「僕には関係ない」と華麗にスルー!
作者様は執事の部屋の中身や彫像の名前など何にでもネタをしこまないと気がすまない性分なのかと思わせるほど。
そうやって一通り散策が終わると事件発生。
セキュリティシステムで洋館から出られなくなる中、次々に登場人物が不審死。

終始ゆるい空気の中でお話が進んでいくのでサスペンスのような空気一切無し。
しかしテンポがいいのでそのまま続けていくと最後の殺人で意外な局面が。
トリックや伏線もこれまでのゆるい空気の中にヒントがあったりと驚き。
むしろゆるい空気だからこそ「おお?」と思う展開で、ゆるさを逆手に取ったような出来。
エンディングは3つで、事件解決できるかそうでないか+真エンド。
真エンドの条件も事件解決エンドで主人公が喋ってくれるのでぬかりなしです。
そのエンディングもまた面白くだらない感じが漂っているのでゆるゲー好きな方におすすめ。

5月20日追記
エンディング4つめを確認。
石像を全部そろえると見れます。

文責:栗柳【シマイモ観察日記
トラベルミン