芸術家である亘（わたる）は、バーチャル芸術において若くして成功を収めた。
名声と財産に不自由しない生活の中、成り行きで会員制高級クラブの紹介を受ける。
非合法で男娼を扱う売春クラブではあったが、亘の前に現れたのはどこか教養と品性を感じさせる青年・トバリだった。

亘の趣味でもある《フィジカル芸術》と、《男娼トバリ》に感じる繋がり。
繰り返す逢瀬に、亘はトバリを手に入れたいと思うようになり…

　意味深なタイトルに惹かれました。

　メニュー画面は、
・ハジメカラ
・ツヅキカラ
・ギャラリー
・シュウリョウ

　となっております。

：CG枚数は差分含まず9枚・差分含む17枚
：エンディング8種類

　レッツ☆プレイ！
　制作ツール！吉里吉里！
　テキストは癖が無く読みやすいです。
　CG！可愛らしく暖かい色使いの淡い色彩が綺麗です。
　登場人物は資産家の芸術家・亘と男娼トバリです。
　選択肢でお互いの関係性やトバリの立ち位置や性格がガラリと変化します。
　全く違うストーリーが展開するので面白新鮮な気持ちで遊ぶ事が出来ました。
　心温まる展開から陰鬱な凌辱系まで千差万別です。
　ただ、トバリの人物像が定まらない上、何故か霞を掴むような感触です。
　亘に好意を持っているのは確かなようなのですが、避けられているように感じます。
　そして、全部のエンディングを埋めました。
　今まで腑に落ちなかった点が明らかになりました。
　理由があってそういう風に描写されていた事、そして作品のテーマのフィジカルアートの設定もここに繋がっていたのか！と驚かされました。
　トゥルーエンド除く全てのエンディングにエロシーンが存在します。
　一周が短くサクっと遊べて内容が濃い作品です。是非！